株価が急落しても怖くない投資術

iDeCoやNISAの影響のおかげか、私の周りでも投資に興味を持つ人、投資を始めた人が多くなりました。「誰もが投資を活用して資産形成するのが良い」と思っている私にとって、この傾向は嬉しい限りです。

一方で、「株価急落のニュースを見て怖くなりました。」という相談も頂き、成功する投資のためには運用スキルだけでなく、マインドを整えることも大切だなと改めて思いました。怖いという恐怖心を持ちながらだと合理的な判断ができず、できるものもできなくなってしまいますからね。

今回は、いつ何時でも安心して投資ができるための、株価が急落している時であっても怖くない投資術についてお伝えします。

なぜ、株価は急落したのか?

2月に入ってから続いている株価が急落しています。
そのきっかけは
1. 1/31のFRBでの物価が上昇するとの見通しの発表
2. 2/2のアメリカの賃金上昇率が2.5%付近から2.9%まで上昇
3. 2/3のFRB新議長パウエル氏の就任
この3つの要素が重なったためです。

1.2.はアメリカの景気が良いことを表します。景気が良いのになぜ、株価が下がったのか?
それは、アメリカが2015年から始めている利上げが加速すると予想されたからです。利上げは一次的に景気を冷やすと予想され、それを嫌気して株が売られたということです。

これに重ねて、イエレン前FRB議長の任期満了に伴いパウエル新議長が就任し、これからどんな対応を取るのか定かでなくなりました。この状況に安心できない市場は株の売りを止めず、株価下落を加速させました。

株価暴落が怖くない投資術

このような株価が暴落している時、みなさんはどんな対応を取りますか?
投資をしていたら一旦辞めますか?ハラハラドキドキしながらも投資を続けますか?

暴落の時でも怖がらず、もちろんハラハラドキドキもせずに投資を続ける方法があります。
それは、分散投資です。
既に聞き慣れた投資法だと思いますが、本当の意味でこれを使いこなしているでしょうか?

反対の動きを組み合わせる

分散投資とは、複数の商品をただ買う投資法のことを言うのではありません。一方は下がるけど他方は上がる、という負の相関を持った、互いに反対の動きをする商品を組み合わせる投資法です。
つまり、資産の一部が急落しても、他の一部が値上がりするため、全資産が下がり続けてどうしよう、と不安になることはありません。

ハイリスクハイリターンは一部に留める

仮想通貨(暗号通貨)などの値動きが非常に激しいものを運用する際は、全資産の2~3%などほんの一部の割合に収めることも大切です。仮に、仮想通貨が投資信託や株式などと比べ物にならないくらい急落しても、総資産のほんの一部にしか影響を与えないため、資産形成をする上で被る損失は限定されるからです。

ハイリスクハリターンの商品を運用する際には、その変動幅に振り回されないリスクが低く安定して運用できる商品を組み合わせ、リスクを分散させることで急落に振り回せることがなくなります。

まとめ

この暴落のタイミングで投資を始めるのは避けた方が良いのでは?と、思う方もいるでしょう。
タイミングを取らない正しく分散を聞かせた長期運用をするなら、どんな時期でも運用を始めることができます。株価が下がっている今、割安で金融商品を買える絶好の時期であるとも言えます。

株価暴落を恐れず、成功する投資のための本当の分散投資を活用して、資産を育てていきましょう。

キャリア×資産形成コンサルタント 澤田りよ 人々の経済的自立を支援するという理念のもと、 「キャリア」と「資産形成」の2つの軸を築き、自分らしい人生を生きるための支援を行っている。 国内メーカーに新卒入社し、億単位の国際入札案件を担当。転職先の外資メーカーでは、2年連続社内トップの昇給を達成し、2017年独立。 また、自身のお金との付き合い方を見直し、自分に合った投資スタイルを身につけ年利35%で運用中。 キャリアアップや投資での成功のどちらかだけに偏らず、両方を同時に実現しつつプライペートも充実させる 『ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる大人の人生マネジメント塾』を大阪、東京の2都市で主宰。 これまで65名のキャリアと資産の形成を支援し 望む形での転職の達成や、給料20%アップ 投資初心者でも年利10%運用を実現するなどの 成果を出す受講生を輩出している。

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