副業解禁時代だからこそ押さえる副業の3つの効果

今年に入り、中小企業だけでなく大手企業までが
どんどん副業解禁に動いています。
中小企業に関しては、2014年と比べると約4年で2倍以上の数の企業が
副業解禁に動いているという調査結果もあります。

政府もこの動きを後押しして、
今年の1月には「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成しました。

企業や政府があの手この手で副業支援を始めたのには理由があります。
それは、これまでの
企業からの収入(給与や退職金)と国の支援(年金など)では、
100年と言われている人生を生きる費用を賄いきれないからです。

働いて自分の力で収入を増やし
その収入を貯金ではなく投資をして、更にお金を増やす
ことが、ますます求められる時代になっているのです。

副業の効果とは

副業解禁へと時代は動いているとはいえ、
副業には一体どんな効果があるのでしょうか?
ここで改めて、その効果を見てみましょう。

大きく3つあります。
1.他業種の経験を積んで本業に生かす
2.副業で収入を増やす
3.お金を受け取る免疫が身に付く

1.他業種の経験を積んで本業に生かす

本業とは全く関係がない業界での仕事経験や知識が
自分の知見を広げることに繋がります。
本業の業界しか知らない人よりも柔軟な対応ができることにも寄与し、
それによって、本業でより高い成果を出すことの助けにもなります。

このような、他業種の事例や常識を取り入れたことで
成功した事例は事業運営でもたくさんあります。

例えば、高級旅館「星のや」などで知られる星野リゾートがあります。
星野リゾートは、トヨタ自動車の『多能工』を手本にした
マルチタスクのスタッフを揃えることで
強みを磨いています。
自動車製造業というホテル運営とは全く違う業界の成功事例から
成功要素を取り入れることで、事業を大きく成長させているのです。

また、副業経験者の中にはスキルアップ、年収アップ、人脈づくりや経験の蓄積、
そして地域活性化を求めて働いている人もいます。
副業に求めることは人それぞれですが、自身の成長や社会に対する貢献など、
ポジティブな理由が多くを占め、仕事に対する意欲の高さ、
副業による本業への相乗効果を伺うことができます。

2.副業で収入を増やす

会社の昇給は通常月1万円もない場合が多いです。(昇級の場合は除く)
副業によって、月の収入が1万円でも2万円でも増えることは
経済的に非常に大きなインパクトを与えます。

お金の不安は「生存の危機」と言われるくらい心理的に悪影響を与えます。
これは決して大げさではなく、
お金がないと、食べ物を買えない。
人は食べないと生きていけない。
という繋がりがあるからです。

また、不安にかられているとストレスホルモンも分泌され
本来持っているパフォーマンスも発揮できなくなり
仕事での成果も出しにくくなります。

その悪影響が副業によって収入が増えるとなくなるので
(お金の不安がなくなるため)
ストレスホルモンも分泌されず、正常に仕事をすることができます。
ともすれば、安心感によってそれまで以上のパフォーマンスを発揮して
仕事で成果を出す人もいるでしょう。

そうすると、
副業での収入増+本業での収入増とダブルで収入が増える
なんとも嬉しい状況になります。

3.お金を受け取る免疫が身に付く

これは将来、サラリーマンから独立して
おひとり様起業をしようとしている人には特に大切です。

多くのサラリーマンにとって、お金を受け取るのは
会社から振り込まれる給与のみです。
自分が提供したサービス(有形・無形問わず)に見合う金額を自分で設定し
それを相手に請求して、お金を受け取る
という経験をほとんどしません。

その結果、
お金を請求することに躊躇する。
お金を受け取ることに躊躇する。

好きなことを仕事にして楽しいけれど、経済的に豊かにならない
という起業家の人は、漏れなくこの躊躇心を持っています。

お金を請求することはネガティブ
お金を受け取ることはネガティブ
というベースが無意識に刷り込まれているので、
このように思ってしまいます。

それが、副業(アルバイトのようなどこかで雇われるのは別として)を通して
自分が提供したサービスの価値に見合う金額を受け取ることを経験することで
この躊躇心、いわゆる、お金のメントルブロックを徐々に外すことができます。

副業も価値と価値の交換で成り立っています。
自分が提供したサービスが、どれだけの価値があるかを判断し
それに見合う金額を相手に請求することは
サービスを受け取った相手にも、
その価値をしっかりと認識してもらえます。
そうすることで、価値に見合った金額を正常に循環させることができます。
この価値の循環を理解し、体験することで
お金のブロックも徐々に外れていきます。

このブロックはサラリーマンのような、毎月お金が自動で振り込まれる
という経験だけで取るのは難しいです。

副業サラリーマン時代にこのブロックを取り去ると
提供した価値に見合った金額を躊躇なく請求することができます。
提供した価値に見合った金額を躊躇なく受け取ることもできます。

人生100年時代と言われている今、
現役時代はサラリーマンとして働いたとしても
定年後にそれまでの経験を活かして起業するということも十分考えられます。

起業する時に、このお金のメンタルブロックがなく
価値に見合ったお金を請求して、素直に受け取れる免疫をつけておくことは
ビジネスを成長させるための大きな助けにもなります。

まとめ

副業による、本業への悪影響はゼロとは言いません。
ですが、今後の会社での働き方や人生100年時代の生き方を考えると
もはや副業は当たり前の働き方の一つになるのではないか、と考えています。

ソフトバンク株式会社の人事部の方は
「副業がもっと広がれば、一人ひとりが会社に縛られ続ける必要がなくなり、
年功序列、長時間労働、終身雇用といった日本型の雇用システムが崩れると思います。
そして、副業をする人が増えれば、成長している産業に人材が集まっていくので、
日本の労働生産性は上がっていくのではないでしょうか」
と語っています。

今の働き方を見直したい、将来起業したいなどと考えている方は
まず副業から始めてみるのをお勧めします。
そして、この3つの効果を実感されてみてください。

誰でもできる!投資以外の資産形成とは

資産形成コンサルというと
「投資ですか?」
と、たまに聞かれます。

投資以外での資産形成って何があるのでしょう?
そんな疑問に対する答えを考えてみました。

資産形成のベビーステップ

資産形成とは、資産を作り、増やし続けることを指します。
資産には
有形資産(=お金)
無形資産(=資格や経験、人脈などお金以外)
の2つがあります。

つまり、投資以外にもお金を増やす方法がないか考えたり、
今より経験や人脈を増やすことを考えるのも、
資産形成のベビーステップ(簡単にできる小さな一歩)です。

いろんなアイデアを考えるだけなら、誰でも簡単に
資産形成のベビーステップを始められますよね。

キャッシュポイントを増やす

お金を増やす方法にはどんなものがあるでしょうか?
昇給?転職?副業?

ポイントはキャッシュポイントを増やすことです。

つまり、副業が一番、資産形成をするのに適した方法です。
本業とは別に収入があるので、 キャッシュポイントの純増です。

会社員の場合、若手社員が月の手取り収入を1万円アップするのは
完全成果報酬制でない限り、なかなか難しいという現実があります。

役職について大幅に昇給という場合も、もちろんあるでしょう。
既にあるキャッシュポイントが大きくなり
それにプラスして副業のキャッシュポイントが追加され
有形資産が大きく増えます。

一方で、昇進による昇給の場合、
昇給額より税金の増額分が大きくなるため、
手取りは逆に少なくなるというケースも少なくないため注意が必要です。

ダブルでおいしい資産形成

副業によって、有形資産が増えるとお伝えしましたが、
同時に無形資産も増やすことができます。

副業するための新しい知識が身に付き、
自分の力で売上を上げるという経験を積むからです。
人によっては、新たな知識を得るために、学びの場に通うかもしれません。
そうすると、そこで新たな人脈も築かれます。

副業は、純粋に有形資産(お金)が増えるのと同時に
経験や人脈という無形資産も増える
資産形成にとっても適したものです。

副業の響きがちょっと・・・と思う方は、
1つの“仕事”のみに従事するのではなく、同時に複数の仕事にたずさわる働き方の
マルチワーク(多業)と考えてみてはいかがでしょうか。

2006年に国土審議会計画部会ライフスタイル・生活専門委員会が行った調査では
20代から60代までの1万人のうち約13%もの人が多業をしており、
現在の非多業者のうち、将来、多業したいと回答した人は、約25%となりました。
詳しくはこちら参照

上記は少し古い調査結果なので、今ではもっと多くの人が多業に携わり
着々と資産を形成していることでしょう。

まとめ

資産形成というと難しく考える方もいらっしゃいますが、ポイントは
1.キャッシュポイントを増やして、収入を増やす
2.キャッシュポイントを増やすため副業を活用する
3.副業によって、同時に無形資産も増やす
です。

そして、この1.で増えたお金をさらに増やすために投資を活用するのが
一番効率的な資産形成の方法だと思います。

 

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