儲けようとしないけど、儲かってしまう。
長期投資の醍醐味はなんと言ってもこれです!
短期トレードのように儲けようとガツガツしないのに
運用結果を見ると儲かってしまっています。
情報収集の罠に落ちないために
成功する投資には、良質な情報が必要と思っている方がたくさんいます。
なので、新聞を読んだり経済ニュースを読んで株の研究をしているのでしょう。
このような情報収集は、経済社会全体といった、マクロ経済の動きを把握するには必要です。
ですが、個別株などの短期売買には有効ではありません。
一般的にありがたがられている情報の大半は、
投資家にとってほとんど価値のないものであるのが普通です。
なぜなら、ニュースが流れてきた時点で買いにいっていたら遅いからです。
ニュースが流れた時点で、株価は値上がりきっている場合がほとんどです。
場合によっては、ニュースが流れた時点で多数の利益確定売りの注文が入り
株価が上がるどころか下がることもあります。
このように、報道されたニュースがすごいものであったとしても、
安く買えない、高値掴みをしてしまうというのであれば
投資としての価値はありません。
気づけば利益を出し続けている
仕事の合間をぬって情報を集めた末に投資をしているのに
なかなか利益を出せないのが多くの短期投資家が陥るパターンです。
このようなパターンに陥ることなく、気づけば利益を出し続けられるのが長期投資の魅力です。
日本初の独立系投資信託会社であるさわかみ投信を設立された澤上篤人さん曰く、
投資とは世の中にお金を回して、人々の生活がより豊かになるのをお手伝いすること。
みなが豊かになっていけば、それだけ経済のパイは大きくなる。
大きくなったパイの分け前が戻ってくるのが投資のリターンである。
儲けようとするのはない、結果的に儲かってしまうのだ。
なので、中長期的に世界経済の成長にお金を投じる長期投資だと、利益を出せるのは当然の結果なのです。
*独立系投資信託会社とは、 銀行や証券会社に属さず顧客に直接販売を行う、独立系運用会社のことです。
リーマンショックしかり、2015年のチャイナショックしかり
みんなが下げ相場から逃げる時は現金化を急ぐあまり、本来の価値を忘れて二束三文でも叩き売ろうとします。
これは価値があると思えるものが、普段ならあり得ない安値で好きなだけ拾えるということです。
マーケットに落ち着きが戻ってくるにつれて、もともと価値あるものほど
売られ過ぎていたと認識されるや、価格の戻しは早いです。
その格安売りを淡々と買い続けるのが、長期投資の魅力であり
そのための毎月積立てなのです。
まとめ
日本では、株などでパッパと設けることが投資と思っている人がいます。
パッパと儲けることは賭け事であって、投資ではありません。
投資によって利益を得るのは、経済の成長に自分のお金を乗せることです。
意識して儲けようとしなくても、経済が成長するから結果的に儲かってしまっている。
仕事をしたり、子育てをしたりと忙しい中、将来のためのお金を作るための資産形成には、
長期投資が一番ピッタリな方法なのです。