日常生活を観察することが、一流になるための第一歩

自分を評価する時、私たちは2つのタイプに分かれます。
1.自分が納得する結果を出したら、良いと評価するタイプ
2.相手に称賛されたら、良いと評価するタイプ

前者は判断基準が自分の中にあります。
相手がどういう反応をしようが、自分が良いと思えばそれで納得します。
後者は判断基準が相手にゆだねられています。
人の役に立つことが好きで、人からありがとう、と言われるまでは
自分では決して納得しないというのも、こちらのタイプです。

自分の人生を生きるのは、一流になるのと同じステップを歩む

これらのタイプに良い悪いはないのですが、
自分の人生を生きるためには、前者の
自分の中に判断基準を持つことが求められます。

カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』の中に、一流と二流の違いについて述べている箇所があります。

一流は、内なる声に従い、軸を持って正しく、強く行動する。
二流は、世間の評価を得たいがために、自分と周囲を欺き、浮つく。世間の評価を得ることを最重視し、本質を見失う。
一流が、なぜ一流と認識されるのか?一番大きい要素は、「自己認識の基準」です。

行動がブレずに、自分の道を強く歩み続けるためには、自分の内に基準を持つ必要があります。
それも、常に一定の、不動の基準が必要なのです。

一定の基準を持つために必要なもの

常に変わらない、自己認識の基準を持つためにはどうすれば良いのでしょうか?
それが、自分だけの価値観を明確にすることです。

自分の価値観が明確になると、他人の判断に気分が左右されることがなくなります。
そして、自分が本当に望む人生へシフトすることができます。

自分の価値観を明確にするためには、まず、自分の日常生活を観察することから始まります。
何に時間をたくさん費やしているのか。
何にお金をたくさん使っているのか。
どういう物が身に周りにたくさんあるのか。

このような、日常生活の何気ない行動一つ一つに、あなたの価値観が反映されています。

例えば、家ではゴロゴロとずっとテレビを見ている、という人がいたとして
どのテレビ番組を見ているのかは、人それぞれ異なります。
ドラマだとしても、どういうジャンルのものなのか
どういう点に惹かれているのか
なぜ、そういうジャンルなのか
と深掘りをしていくと、そこに、あなたの価値観が見えてきます。

その深掘りの先にある価値観こそが、一流の人が持っている「自己認識の基準」となるのです。

日常生活を深掘りするだけで、一流になるために欠かせないものが見つかるなんて
素晴らしいと思いませんか。

この自分だけの価値観を明確にするワークは、【体験コンサルティング】でも行っています。
価値観を明確にし、自分軸をはっきりさせたい!という方は、こちらもご活用ください。

あなたはどっち?日雇い労働者思考、それとも経営者思考

どれだけ長期的な視点で物事を考えられるかで、得られる収入が変わる。
こんな話を聞いたことありますか?

1日単位で考えている人は、日雇い労働者思考。
1ヶ月単位で考えている人は、ヒラの会社員思考。
3ヶ月毎や、1年単位で考えている人は、部長クラスの会社員思考。
3年以上先のことまで考えている人は、経営者思考。

短期思考と長期思考がもたらす違い

長期的な展望を持っているかどうかは、人生の成功を大きく左右します。日々、「今日一日だけ」を考えている人と、5年後10年後を考えている人とでは忍耐力が変わってくるからです。

10年先のことまで考えていると、物事の良し悪しを短期で評価しないため”今日”を頑張ることができます。一方、今日のことだけを考えていると、今日の成果に焦点が当たるため短期の誘惑にすぐに負けてしまいます。それが1ヶ月、1年、10年と続くと、備わる忍耐力に大きな差が生まれ、それによってもたらされる結果にも大きな違いを生みます。

特に資産形成においては、短期の誘惑にかられると、少し利益が出たところですぐに利益確定をしてしまいます。それでは、残念ながら複利の効果を享受することができません。これは資産形成をする上では非常に残念な結果です。

一方、長期思考で資産形成をすると、10年後や15年後などの将来のために投資し続けるというビジョンがあるため、少しの利益が出たところで利益確定をすることはありません。自分のビジョンに沿って運用し続けるため、複利の効果も存分に活用でき加速度的に資産を増やすことができます。

長期思考でこれからのキャリアを考える

長期思考に立つと成果を出せるのは資産形成だけではありません。キャリア形成においても、同じです。特に、今の30代やそれより若い世代の人は確実に人生100年時代を生きるため、働き方の考えを一新する必要があります。

「この会社が良い」「せっかく良い会社に入ったんだから頑張りなさい」という、親からのアドバイスはありがたく頂くだけで、右から左に聞き流しましょう。最新の情報、時代の流れをつかんでいるのは親ではなく、「現役の私たち」の方です。あなた自身の感覚をより重視してください。

充実したを仕事、キャリアを送るとために必要なこと

人生100年時代をどう生きるのかは、世界的にヒットした著書『ライフ・シフト』に詳しく記載されています。今回は『ライフ・シフト』の著者、リンダ・グラットン氏が書かれた『ワーク・シフト』から、長期思考に立ち、これから幸せに働き続けるために必要な3つの能力をご紹介します。

1.職業人生を通じて、自分が興味を抱ける分野で高度な専門知識と技能を習得し続ける能力
2.友人関係や人脈などの形で人間関係資本を育む能力
特にや強い信頼と深い友情で結ばれた少数の友人との関係を大切さにしながら、自分とは違うタイプの大勢の人たちと繋がり合うことが大切です。
3.所得と消費を中核とする働き方を卒業し、創造的に何かを生み出し、質の高い経験を大切にする働き方に転換する能力

何かしら1つの能力を磨き上げるのは立派なことです。と同時に、それが1つの企業の中でしか通用しない能力なら、どうでしょうか?残念ながら、自分の市場価値を下げることはありませんが、市場価値が上げることにもなりません。

今、目の前の仕事をやり遂げるだけの視点から少し視線を伸ばし遠くの自分が送りたい人生を想像し、より多くの場面で活用できる高度な専門技術を磨いていきましょう。

まとめ

人生100年時代とは聞くものの、毎日の生活に精一杯の方もいるでしょう。新しい時代に向けて既に動き始めている人もいるでしょう。動き出している人はどうぞ、その活動を継続されてください。まだ動きだせていない、これから動き出す人は、まず長期的な視点に立つことから始めて見てください。

長期的な視点に立ち、自分が進みたい道を決めることで、日々の些細な結果に心が揺れ動かなくなります。それが仕事において成果をだすのはもちろんのこと、資産形成においては本当に大きな効果を表します。

ぜひみなさんも経営者思考を身につけて、これからの長い人生、幸せに過ごしていきましょう。

不得意なことを手放す方が組織は成長する『2:8の法則』

得意なことだけ仕事をする。
好きなことだけ仕事をする。
自分の価値観に沿ったことを仕事にする。

それ以外は全て断捨離し、他の人に任せる。
そうすることで、組織や会社は飛躍した成果を出すことができます。

嫌なことを頑張っても、成果はたかがしれている

不得意なことを、時間をかけてやり遂げたとして、
本人としては達成感を得られるかもしれませんが
組織運営上は本人ほどの評価を与えるかといえば、そうとは限りません。

なぜなら、不得意なことに対する完成度は、得意なことと比べて
得てして、その完成度は低いからです。

学校なら、頑張りようや、取り組む姿勢を評価されるかもしれません。
ですが、ビジネスにおいては結果を出すことが最優先事項です。
残業してまで頑張ったけど、結果はいまいちは
高評価の対象に含まれません。

全部自分がしなければ!その考えは傲慢です

では、不得意や嫌だと思う仕事、業務にはどのように対処すればよいでしょうか?
それは、そのような業務は全て手放し、得意な人に任せます。

それだと、会社組織として仕事が回らないのでは?
やっぱり自分が我慢してでも、与えられた仕事はやり続けなければいけないのでは?
と、真面目な人ほど思いがちでしょう。
その思いこそが会社の成長を阻害する要因であり、自分自身への傲慢にもなっています。

世の中は、あなたが思っている以上にバランスが取れています。
あなたが「不得意だからやりたくない」と思っている仕事でも
「その仕事、得意です。やりたいです!」と手を上げる人がいて上手く空いた穴を埋めてくれます。

これは『2:8の法則』に当てはめて考えられます。

不得意なことは手放す方が成長する『2:8の法則』

2:8の法則とは、
2割の社員の働きで8割の売上げを占め
8割の社員の働きで2割の売上げを占める
法則です。
正式には、パレートの法則と言います。

この法則はビジネスやマーケティングの様々な場面で活用されていますが、
営業などのプレイヤーの働き方に当てはめて考えた場合
上位2割の人が転部や転職などで抜けた場合、
8割に属していた人の中から、上位2割に組み込まれる働きを発揮する人が現れる
となります。

ポイントは、売上に貢献してた人が抜けたからと言って売上げが自動的に下がるのではなく
空いた枠を補填する人材が、組織の中から現れる点です。

これを基に考えると
あなたが不得意だ、苦手だと思いながらも、言われた仕事を全て請け負っている限り
あなたより、より効率的にできて、かつ楽しく仕事をできる人がいたとしても
その働きの出現を阻害していることになります。

自分が全部やらなきゃ組織が回らない、と思うのは
全くの誤解であり、あなたの傲慢からくる勘違いでもあります。

最も上手く組織を回す方法は
得意なことや、自分が大切だと思っていることだけに集中し
不得意なことや、自分にとって大切だと思えないことからは一刻も早く手を引くことです。

まとめ

得意だろうが、不得意だろうが言われた仕事は全て自分でする
という時代はもはや過去の産物です。

自分にとっても、会社にとっても、最も効率的にかつストレスフリーで成果を出す方法は
好きなこと、得意なことだけに集中し
他のことは思い切って断捨離することです。

断捨離した仕事や業務は、2:8の法則が上手く働いて
その業務に対してあなた以上に得意で、好きだと思っている人が
見事にカバーしてくれます。

自分が全部しなければ、と思うのは傲慢の至りです。
かつ、多大なストレスの原因にもなります。

2:8の法則を信じて、
得意なこと、好きなこと、価値観を満たすことだけに全てを集中させましょう。
そうすることが、なによりも会社や組織の成長に貢献することができるのです。

なぜ、成功者や経営者は瞑想を日常に取り入れているのか

みなさん、瞑想についてどんなイメージがありますか?
座禅を組んで、呼吸を整えて無になること?
瞑想すると眠くなる??

スティーブ・ジョブズが実践していたり
グーグルが会社のプログラムに入れていることでも
有名になっていますね。

日課に瞑想を取り入れている経営者も増えてきているようです。
多忙を極める経営者が実践しているということは
かなり効果があるはず!
その効果は、一体どんなものなのでしょうか。

先日、1流の瞑想家から瞑想について学ぶ機会があったので
そこでの学び、経験を踏まえてお伝えします。

意識を変えると現実は変わる

私たちは
現実=意識(Image) × 臨場感 (Vividness)
という関係で世界を捉えているそうです。

つまり、意識を変えるだけで
現実は変わるということです。

例えば、足の裏をくすぐられたら
くすぐったいですよね。
しかし、足の裏をくすぐられている時に
”足の裏を触られている”という感覚に意識を集中すると
(足の裏に意識を向けて、
そこを触られているという感覚に臨場感をもたせる)
足の裏をくすぐられても、くすぐったくありません。

少し意識を変えるだけで
現実を変えることができるのです。

認知の歪みを取る

これは、
意識を変える=認知の歪みを取る
も同じです。

私たちは、何か出来事に対して
認知の歪みをもって捉えている場合がたくさんあります。

出来事の「事実」をそのまま捉えているのではなく
そこに自分の意見を乗せて「解釈」しています。

例えば、
「もう7時だから、起きなさい」
と家族を起こす時に言っていた場合
これを言っている人には
「7時=遅い」という解釈が入っています。

人によっては
”まだ”7時、
つまり「7時=早い」
と解釈する人もいるでしょう。

事実は、
「いまは7時である」
と、1つしかありません。
しかし、解釈が入ると
「もう7時」や「まだ7時」と
認知が異なります。

この認知の歪みが自分に向かうと
既にたくさんの才能を身に付けているのに
その「事実」に気づかず
「自分はただの主婦」や「ただのサラリーマン」
という「解釈」で自分を判断してしまうため
事実を見誤ってしまいます。

認知の歪みを正す方法

では、どうすれば
認知の歪みを正すことができるのでしょうか?

それは
ひとつの出来事から
プラスとマイナスを同時に見るです。

ネガティブな出来事が起きたら
その出来事からポジティブな点を見つける。
ポジティブな出来事が起きたら
その出来事からネガティブな点を見つける。

ひとつの出来事には
必ず同じだけのプラスとマイナスが存在します。
必ずです。

「これは、ネガティブ」
と感じたなら
マイナスの面しか見ていないという
認知の偏り、歪みが起こっています。

それを「ネガィブだけど、ポジティブな点もある」と見れると
プラスとマイナスを両方見れていることになるので
認知の偏り、歪みを取り去り
事実を事実として捉えられていることになります。

この考え方を習慣化して身に付けると
本当に見える現実が変わります。

そして、現実の捉え方が変わり
自分の在り方までもが自然と変わります。

解釈を外し、認知の歪みをなくすだけで
現実が変わるなんて素敵じゃないですか。
現実を変えるのは
意外と簡単だったりするのです。

まとめ

私たちは意識を変えるだけで、
現実を変えることができます。
自分が望む方向に、現実を変えられるのです。

そのためにも
認知の歪みを取ることが大切です。

認知の歪みを取るために
全ての出来事をプラスとマイナスの両面から
見るよう、ぜひ習慣づけてください。

そして、望む未来をどんどん現実のものにしていきましょう!

情熱を持ち続けられる目標設定の方法

4月も1/3が過ぎました。
新年度が始まるこの時期は
何かと新らしいことをスタートさせるのにピッタリだと思います。

あれもしたい!
これもしたい!!
と、夢がたくさんある方もいれば

何か新しいこと始めようかな?
と、まだ考え中の人もいるでしょう。

夢があること、新しいことを始めること
どちらもとても素敵なことですね。

目標は価値観を満たすところで設定する

新しいこを始める前に大切になるのが
目標(ゴール)を明確に設定することです。

目標を明確にするのは多くの人が伝えているので
そんなの知っているよ!と思われるかもしれません。
ですが、大切なポイントは
自分の価値観に合ったところで目標を設定する
です。

とても情熱を持っていたものでも
いざ始めてみると
*長続きしない
*やってみたもののなんだかしっくりこない
*周りの人は楽しめているけれど、自分は楽しめない
そんな想いを抱いたことありませんか?

これは全て、
自分の価値観を満たしていないことから起こります。

最初に情熱を抱いていたのは
他人の価値観に基づいて判断していたと言えます。

自分が飽き性だから、だとか
自分の努力が足りてないから
という理由ではありません。

他人の価値観に基づいて行動すると
なんだかしっくりこないと感じたり
頑張っても思ったような結果を得られない
というのは、よくあることです。

目標達成に情熱を持てるポイント

一方で、
*ドハマリした!
*思っていた通り熱中する!
*運命の出会い!
と感じることもあるでしょう。

これはまさに、
自分の価値観を満たしていることから起こります。

自分の価値観を満たしたことをすると
何をしていてもワクワクします。
幸せホルモンが分泌されるので、
自然と幸せを感じるという研究結果も出ています。

このように、価値観を満たしていると言っても
「自分」の価値観なのか「他人」の価値観なのかで
得られる結果は大きく異なります。

他人の価値観は尊重する。
目標設定の時は、自分の価値観を満たす。
これをまぜこぜにしないよう気を付けましょう。

まとめ

目標を設定する時は
自分の価値観を満たすところで設定するです。

そうすることで、常に情熱を持ち続け、幸せな状態でい続けながら
目標達成に向けて前に進み続けられます。

目標に向けて動きだしたものの、なんだか長続きしないという方は
ぜひ、自分の価値観に合った目標なのかを見直してみてください。