お金のことを公で話すことが、(いまだに)あまり良しとされていない日本ですが、
お金はたくさんあればあるほど嬉しい
と、思っている人はたくさんいるでしょう。
そういう思いを抱いているにも関わらず
実際にお金を積極的に増やそうとしている人は
まだ少ないように思います。
それは、日本人の貯蓄率の高さを見ると明らかです。
もくじ
日本人のお金の使い方は世界的に見て奇異
欧米諸国では個人が年間6~11%の運用益をあえるのは当たり前です。
少なくてもリーマンショックまでは、定期預金だけても、
利回りが6~8%という国が世界にはいくらでもありました。
一方の日本は、90年代前半までは8%などの高金利を享受できたものの、
95年以降は1%を割り込む低金利時代へと突入しました。
今では、金利が0.01%どころか、普通預金では0.001%の金利しかつかないのは周知の事実です。
そんな銀行に、多くの人は何の文句も言わずに、
多大なストレスを感じながら汗水垂らして手に入れた資産を預けっぱなしにしています。
これは先進国だけでなく、世界的に見ても奇異な行動です。
あなたはiDeCo(イデコ)を活かしていますか
一部では、iDeCo(イデコ)やDC(企業型確定拠出年金)加入者は
2018年5月末時点で約770万人にものぼりました。
将来のお金の不安解消のために資産形成をしている人が増えるのは喜ばしいことです。
しかし、その運用状況を見ると、iDeCo加入者の65%が定期預金などの元本確保型で運用しており、
DC加入者の約4割の運用成績は「0~1%」どまりだったことから、
こちらも元本保証型で運用していることが推測できます。
これでは、資産運用をしているつもりが、
iDeCo、DCを使って、貯金をし続けているのと同じです。
せっせと節約より、さくっと投資
世間には、500円や1,000円といった金額をストレスを感じながらも節約する人がいますが、
1万円を年利5%で運用できると、500円の運用利益をさくっと得ることができます。
毎回、嫌な思いをしながらせっせと節約に励まなくても、
ストレスフリーでお金を増やすことはできるのです。
ストレスフリーなので、5年でも10年でも運用し続けられます。
もちろん、どんな商品を運用してもお金が増え続ける、ということはありません。
複利を活用できない毎月分配型や、
信託報酬(手数料)が高く実質利回りを低める商品、
信用度の低い外貨(トルコリラなど)で運用する商品などは、
資産形成には適さない商品です。
(しかし、金融窓口では、お勧めされやすい商品です。)
このような商品とは距離を置き
分配金は年1回(そして、分配金再投資で福利を活用)
信託報酬は0.1%でも安いもの
外貨で運用の際は信用度が高いもの
を選ぶようにしましょう。